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第II部   急速に変化する労働市場と新たな雇用の創出
第2章   雇用創出の状況
第1節   雇用構造の変化
2)   産業別雇用構造の変化
(上昇した中堅規模比率)


第2-(1)-5図 経営主体別雇用者数の推移

企業規模を中小規模(100人未満規模),中堅規模(100〜999人規模),大規模(1000人以上規模)に分けて構成比の推移をみると,大規模及び中小規模の比率はともに低下傾向であるが,反対に中堅規模比率は緩やかに上昇してきている(第2-(1)-6図)

第2-(1)-6図 非農林業雇用者数の規模別比率の推移

大規模比率について産業別にみると,大規模比率の高い製造業の雇用者割合の減少によるところが大きい(付属統計表第88表)。中堅規模比率は,すべての産業で上昇し,特に,卸売・小売業・飲食店,サービス業で大幅に上昇している。また,中小規模比率については,比率の高い卸売・小売業・飲食店,サービス業の雇用者割合が増加しているにもかかわらず,両産業で中小規模比率が大幅に低下した結果,全体としては低下している。卸売・小売業・飲食店については卸売業,小売業,飲食店に分けてみても同じ傾向である(付属統計表第89表)。また,卸売・小売業・飲食店とサービス業は,中小規模比率だけではなく就業者に対する自営業主比率も減少していることから,サービス化が進む中で,サービス業や卸売・小売業・飲食店の経営主体が個人業主や中小規模から中堅規模へ次第に変化してきていることによるものと考えられる。今後についても,一定の規模を持って,効率的に事業を実施する中堅規模の企業における雇用創出が期待される。


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